豊洲市場の件、もういいでしょう

豊洲市場問題が連日テレビで取り上げられています。

この手の問題で騒ぐ人は、なんで今ある問題には過度に寛容で、変わることに対して過度に悲観的なのか。戦犯は視聴者に対し、無駄に不安を煽り、騒ぎ立てるメディアじゃないだろうか。

 

ご存じ、今回の問題は、土壌汚染対策として、汚染物質を含む土壌を取り除いた上で、土を盛るという説明がされていたにも関わらず、主要建物で盛り土がされておらず、空洞になっている地下には、謎の水が溜まってると大騒ぎしているものです。

そして、その謎の水を調べたところ、「環境基準の4割になるヒ素が検出されました」って共産党都議団の面々がいかにも深刻そうに言ってます。

結果についてはその通りなんでしょうが、地下水の環境基準は、体重50kgの人がその地下水を1日2L、一生涯にわたって飲み続けた場合の発ガンリスクが10万分の1となる濃度として設定されてるもので、その4割のヒ素が出たからといって、安全面に全く問題はありません(この部分の説明が不足してる報道が多すぎ)。自然界には普通に微量のヒ素あるし。

 

一方、これまた報じられることの少ない、現築地市場の問題。築地市場は築80年で、耐震性、アスベスト、衛生面などかなり問題を抱えてることは、ちょっとネットで調べればわかります。築地市場は安全ではないってことです。

 

どうもこの問題は、本質的なところではなく、メディアの視聴率稼ぎのネタになってるなと感じます。

盛り土だろが、コンクリートだろうが、空間だろうが、安全であるなら、少なくとも現状よりいいと思うが。