アメリカ大統領選

アメリカの次期大統領がドナルド・トランプ氏に決まりました。

 

メディアはこの結果を驚きを持って伝えていますが、驚くのではなく、今回の結果を受けて素直に反省しないと、報道に未来はないだろう。

視聴率を優先し、暴言、スキャンダルだけをクローズアップして報道するだけで、有権者の取材を怠っていたメディアは、多くの人に誤った認識を植え付け、自らの無能さを晒してしまった。

先の行われたテレビ討論会を始め、選挙活動において政策論争がないとも報道されていたが、選挙後にトランプ氏の政策が期待され、米株高、ドル高となったことを鑑みれば、政策論争がなかったのではなく、単にそこをクローズアップした報道していなかっただけと言えるだろう。

暴言やスキャンダルで視聴率を取るなんてワイドショーのような安い行動ではなく、本質を捉えた報道をしてほしい。そんな力もないから無理だと思うけど。

 

今回の結果は世論調査のあり方を見直す機会にもなると思う。

英国国民投票に続き、これだけ大きな投票行動で2度も世論調査が誤ったのは、既に既存の調査方法が機能していないことを証明している。

 

兎にも角にも、今回一つの結果が出たことで、世の中の流れは大きく変わっていくだろう。

国際政治学者イアン・ブレマー氏の言うGゼロの時代がさらに進んでいく。

豊洲市場の件、もういいでしょう

豊洲市場問題が連日テレビで取り上げられています。

この手の問題で騒ぐ人は、なんで今ある問題には過度に寛容で、変わることに対して過度に悲観的なのか。戦犯は視聴者に対し、無駄に不安を煽り、騒ぎ立てるメディアじゃないだろうか。

 

ご存じ、今回の問題は、土壌汚染対策として、汚染物質を含む土壌を取り除いた上で、土を盛るという説明がされていたにも関わらず、主要建物で盛り土がされておらず、空洞になっている地下には、謎の水が溜まってると大騒ぎしているものです。

そして、その謎の水を調べたところ、「環境基準の4割になるヒ素が検出されました」って共産党都議団の面々がいかにも深刻そうに言ってます。

結果についてはその通りなんでしょうが、地下水の環境基準は、体重50kgの人がその地下水を1日2L、一生涯にわたって飲み続けた場合の発ガンリスクが10万分の1となる濃度として設定されてるもので、その4割のヒ素が出たからといって、安全面に全く問題はありません(この部分の説明が不足してる報道が多すぎ)。自然界には普通に微量のヒ素あるし。

 

一方、これまた報じられることの少ない、現築地市場の問題。築地市場は築80年で、耐震性、アスベスト、衛生面などかなり問題を抱えてることは、ちょっとネットで調べればわかります。築地市場は安全ではないってことです。

 

どうもこの問題は、本質的なところではなく、メディアの視聴率稼ぎのネタになってるなと感じます。

盛り土だろが、コンクリートだろうが、空間だろうが、安全であるなら、少なくとも現状よりいいと思うが。

参院選終わりましたね

参院選が終わりました。

結果、議席数からすると与党の圧勝。

アベノミクスは正直きびしいとこまで追い込まれてるが、それでも民進党に票が入らないのは、やはり批判ばかりで、じゃあどうするのか具体的な政策がなにもないからだろう。(それでも、私が思ったよりかなり多くの得票を得ていたが)

 

議席を増やした自民、公明、共産、おおさか維新は主張がはっきりしてる。共産なんかは全く共感はできないが、とりあえず主張はぶれない。

こうしたやりたい政策が明確でぶれない姿勢の政党が支持されるのは当然だと思う。

いい加減、民進党は現実を直視したらどうなんだろ。野党第一党を自負するなら、せめて経済、安全保障、社会保障について、具体的な政策をまとめてから、与党批判をしてくれ。

 

改憲勢力が全体の2/3を超えたことを受けて、改憲に向けた動きも今後、徐々に始まっていくことでしょう。護憲派は現行の日本国憲法を聖書やコーランのように絶対的なものと崇め奉っていて、憲法さえ守れば戦争は起きないんだって言ってるようにしか聞こえないが、現実は第9条があっても、日本が侵略されれば戦争は起きる。

第9条だけでなく、制定後70年の間に世の中は大きく変わっているのだから、当然、日本の在り方を定める憲法も変わっていくことが当然の流れだろう。

「安倍政権下での憲法改正には反対」とかバカなことを言っていないで、誰が政権を担っていても必要なものは必要として、建設的に議論してもらいたいね。

 

安保法制のとき、テレビで散々持ち上げられたSEALDsが今回の参院選をもって解散するらしい。安保法制廃案を訴えて野党を支持していたが、結果はご覧の通り。

彼ら彼女らは、いかにも自分たちが若者の代表のようにデモ活動を行ってきたが、それが全くの間違いで、自分たちの主張が、選挙という正に民主主義によって少数派だったということが、ようやくわかったんじゃないかな。(このことは、高齢者より若い世代の方が与党の支持率が高いことを見ても明らか)

 

 

さて、次は都知事選。

今思うとところは、テレビで報道されるのは政局ばかり。政策論争なんて全くなし。

そもそも、政党支持者や著名人など特定の候補者のみ時間を割いて報道し、他の候補者については、ほとんど触れないって報道のありかたとしてはどうなのか。放送法の中立性って文言はただの飾りなんだろうか。

 

昨年の大阪市長、府知事の選挙は今回の都知事戦に比べて、数段上のレベルの選挙戦だったように思う。

人気途中の辞任による知事戦ではあるが、都民が賢明な票を投じれるように、報道の在り方も考えてほしいもんだ。

反シルバー民主主義

参院選を前に公表された昨日の世論調査を見てびっくり。

各政党の支持率で民進党がなんと8.5%も支持されてるらしい。マジか。

政党として何をしたいのか、政策が全く見えない党に、これだけ多くの支持が集まるのはなぜなんだろう。

安全保障も経済政策も安倍政権に反対だけして、自らに具体的な政策はなし。党名を変えるときにわかりやすく「反対党」にすればいいんじゃないかと思ったほどどうしようもない党だと思うが。民主党政権時の有り様を目の当たりにして、なおこれだけの支持者いるっていうのは、日本国民は寛大だ。

 

民進党をはじめ、安保法制の廃止を主張している政党は正気とは思えん。政権の裁量が大きい点など問題もあるが、これを無しにしたら米国との関係はどうなるのか。そんな状況に加えて、仮にトランプ氏が大統領になったら、もう安保条約自体がもたないだろう。

そのとき、国防をどうするのか具体的に主張しない政党は無責任過ぎる。議員の皆さんは当然それくらいのことはわかっているはずなのに、安保法制の廃止を訴えるのはなぜなんだろうか。昨年の法案成立時に、「本国会での法案成立反対」って人が多かった(当時7割くらいだっけ?)からかな。だとしたら浅はか過ぎるだろ。

鳩山元首相が、日米でコミットした普天間基地辺野古への移設を白紙にしたときの失敗から何も学んでいないのね。 

 

自民党かおおさか維新しか入れられるとこがない・・・。おおさか維新は個人的に非常にいい主張をしていると思うし、自民党との距離感を見ても、政党として機能してると思う。

ただ、自分が都民なので地方分権は自分にとっては劣後事項で、応援はしたいけど、う~ん。

正直、今の日本で政権運営ができる能力があるのは自民党しかないしな。 

 

反シルバー民主主義を掲げる政党が出てきてくれないかなぁ、とぼんやり思う。 

国政選挙で票を取るには、投票率が高い高齢者に支持されるような政策を並べるのが手っ取り早いわけで、高齢者向け社会保障費を削ろうなんて、とても公約には掲げられない。

一方で投票率の低い若年層は冷遇されまくってる。こうなると、若年層は投票したい政党がなくて、さらに投票率が下がる。シルバー民主主義の出来上がり。

 

でも、このままだろ行き詰まるのは時間の問題だろ。社会保障費増え過ぎで、財政的に厳しくなっていくのは目に見えてる。選択肢は、①現状維持で将来の衰退は受け入れる、②大胆な政策で少子化問題に本気で取り組み出生率を改善させる、③移民を受け入れ労働力を確保する、くらいしかないと思う。

老い先短い高齢者は①でいいだろう。自分たちの生きてる間くらいは、なんとか財政ももってくれるし。現役世代はそうはいかない。消去法的に②を選択する人が多いのではないか。ほぼ単一民族の日本では③を受け入れるのは、すぐには無理だろう。

 

限られた財源で少子化対策を充分に行うには、高齢者の過保護な社会保障を削るしかない。

甘えた高齢者の票なんかいらないっていうターゲットを若年層に絞った政党がそのうち出てきてくれることをちょっぴり期待している。

 

ブログ始めてみました

初めまして。気が向いたので、ブログを始めてみました。

facebookとかはやったことあるけど、全然続かなかったので、このブログもいつまで続くわからないけど、できるとこまでテキトーに頑張ります。

 

自己紹介

30代男性。

新卒でサラリーマンを10年近く経験後、脱サラし、知人と起業し現在に至る。

職業柄、政治とか経済関連のブログが多くなるとは思います。

なお、当方のブログでも意見はかなり極端で偏っている部分も多いかと思います。合わない人は、気分を害するかもしれないので読まないでください。自分が常に正しい意見とは全く思っていません。ただ、こういう考えの人間もいるのか程度で、気になった人は読んでください。

 

それでは初回はこんなもんで。